2021年7月2日に、新型 J:COM LINK「XA402」が自宅にやってきました。
この記事では、旧モデルの XA401 との違い や、XA402 を実際に使ってみて感じた レスポンス・使用感・機能 などをまとめています。
気づかないうちに機能改善やアップデートが行われていることも多いため、J:COM LINK を使い続けているあいだは、随時この記事を更新していく予定です。(2022年8月22日には、設置から1年が経過したタイミングで大幅な加筆修正を行いました。)
また、2023年3月18日に XA402 と XA401 の両方を入手できたため、両機種の比較は別記事で詳しくまとめました。興味のある方はそちらもご覧ください。
JCOM LINK とは
J:COM が提供している STB(セットトップボックス)の一つです。従来の STB 同様、地上波・BS・CATV 放送が視聴できるのに加え、Netflix や YouTube などの動画配信サービスをテレビで楽しめる のが特徴です。
OS として Android TV(当初は Android 9) を搭載しており、Play ストアから Android TV 用アプリを追加できます。
2023年3月18日に XA402 の Android TV バージョンを確認したところ、Android 11 にアップデート されていました。
XA402とXA401の違い
J:COM LINK には、次の 2 モデルがあります。
- 住友電工製:XA401
- HUMAX 製:XA402
スペックを確認したところ、内蔵ストレージ(ROM)が XA401 は 8GB、XA402 は 16GB となっていました。なお、RAM は XA401・XA402 ともに 3GB で同じ です。

新型JCOM LINK XA402 のフロントはシンプルですっきりしたデザインです。

XA401 と XA402 を重ねて比較すると、大きな違いはチャンネル表示用の LED の有無 です。XA402にはチャンネル表示LEDは搭載されていますが、XA401には搭載されていません。

STBの奥行きはXA402 のほうが約 5cm 奥行きがあります。
その他の大きな違いはありません。UIや速度など詳しい比較はこちらをご覧ください。
インターフェース

XA402 の端子構成は以下のとおりです。
- 前面:USB 2.0
- 背面:同軸入力、同軸出力、HDMI、USB 3.0、LAN、電源入力端子
必要な端子はひと通り揃っており、HDD 録画や LAN 録画にも対応できます。
ACアダプタ

AC アダプタには「株式会社ヒューマックスジャパン」と記載されていました。
定格は DC 12V / 3.5A です。
リモコン

XA402 のリモコンは Bluetooth Low Energy で STB と通信します。
赤外線方式と違い、リモコンを本体に向けなくても操作できる ので、ソファに寝転がったり、少し離れたところからでも快適に使えます。無線のため、試しに 2階から1階の STB を操作することもできました。


リモコン左下のお気に入りボタンには、追加インストールしたアプリを 1 つ登録できます。
私は Amazon プライム・ビデオ をインストールして、お気に入りに割り当てました。
テレビ視聴

J:COM LINK は 4K チューナー搭載 です。
4K 放送は非常に画質が良く、対応番組ではテレビの実力をしっかり味わえます。ただし、4K で放送しているチャンネル自体がまだ多くないため、視聴機会はそれほど多くありません。
YouTubeの4K出力

YouTube は 4K コンテンツが多く投稿去れています。J:COM LINK は 4K 出力に対応 しているため、4K の YouTube 動画も出力可能です。
YouTube アプリのレスポンスも良好で、動画再生もハイエンドモデル並みにサクサクです。
この点については非常に満足しています。
チャンネル変更時の遅延
テレビのチャンネルを変更すると、映像が表示されるまで約 3秒 かかります。
なお、この 3 秒は「3桁入力を待っている時間」ではなく、チャンネル確定後、実際にテレビ画面が映るまでの時間 のことです(コメントをいただいたので補足しました)。
外付けHDD録画
録画対応の外付け HDD を J:COM LINK に接続することで、地デジ・BS・CATV の番組を録画 できます。
番組表からの録画予約や録画番組の再生レスポンスは、旧 Smart J:COM Box よりも速く感じました。
録画された番組には CM の始まりと終わりに自動でチャプターが付与 されており、CM スキップもしやすいです。
HDDはレンタルより購入のほうが良い
J:COM では 2TB の HDD を月額 880円(2022年12月時点)でレンタルできますが、Amazon では 4TB の HDD が 1万円弱 で購入できます。長期的に見ると レンタルより購入の方がコスパは良い と感じました。
J:COM LINK を解約しても HDD は手元に残るので、個人的には購入をおすすめします。
また、J:COM LINK はスタンバイ中であっても、接続した HDD が回り続けていることが多いため、静音タイプの HDD を選ぶと安心です。
タイムスリップボタン
リモコンに搭載されている タイムスリップボタン も便利な機能です。
録画対応 HDD が接続されている状態で利用できます。

テレビ視聴中にタイムスリップボタンを押すと、その瞬間で 映像が一時停止 します。
その後、再生ボタンを押すと、タイムスリップボタンを押した箇所から再生されます。いわゆる 「追っかけ再生」 です。
宅配便の受け取りや、急に席を外したいときにとても役立ちます。
DLNAでLAN録画

J:COM LINK に HDD を接続せず、DLNA を使って DIGA に LAN 録画 してみました。

DLNA 対応のブルーレイレコーダを J:COM LINK と同一ネットワークに接続すると、地デジ・BS・CATV の番組を DIGA の HDD に録画・ダビング できます。
ブルーレイレコーダ自体は高価ですが、CATV 放送をブルーレイに残したい人・友人に番組を共有したい人 にはおすすめの構成です。
アプリ視聴

J:COM LINK は Smart J:COM Box 同様、専用アプリをタブレットやスマホにインストールすることで、同一ネットワーク上で録画番組や放送中の番組を視聴 できます。


さらに、J:COM LINK がインターネットに接続されていれば、宅外からのリモート視聴も可能 です。ただし、番組が再生開始されるまでに約 1分ほどかかる 点は気になります。今後のアップデートでの改善に期待したいところです。
Androidで遊ぶ

J:COM LINK XA402 は Android TV を搭載 しているため、Play ストアからアプリを追加できます。
試しに「クロッシーロード」というゲームをインストールして動かしてみましたが、特に問題なく動作しました。
STB とはいえ、ちょっとしたゲームであれば十分遊べる印象です。
開発者向けオプションの表示

Android OS と同様に、ビルド番号を連打することで「開発者向けオプション」を表示できます。
J:COM LINK でも、設定画面のビルド番号を決定ボタンで連打することで、開発者向けオプションが有効になりました。
これにより、自作の Android アプリや APK からのインストールも、理論上は可能かもしれません。

XA401 で USB デバッグを有効にしようとしたところ、パスコードの入力を求められました。XA402 でも同様に USB デバッグが制限されている可能性が高いです。個人的には Android TV アプリを開発したいので、USB デバッグを使えると嬉しいのですが…。
APKインストール
試しにインターネットブラウザのChromeをAPK経由でインストールしてみたいと思います。

はじめにPlayストアから「File Commander」(ファイラーアプリケーション)をインストールします。USBメモリを挿入するとデータの中身を確認できるようになります。

「File Commander」からUSB内のAPKを選択すると、「不明なアプリケーション」のインストールの許可を求められました。

許可をしてインストールをした所、無事にChromeがインストールされました。
リモコンのアプリ一覽ボタンを押した時に表示されるランチャーには表示されないのでPlayストアから「Launcher」(ランチャーアプリ)をインストールする必要があります。

最終的には Chrome の起動にも成功 し、システムを壊さない範囲で Android をそれなりに楽しめそうです!(※あくまで貸与機の場合は、自己責任で、壊さない範囲にとどめてください。)
USB マウスを接続してみた

前面 USB ポートにマウスを接続すると、テレビ視聴画面上にマウスポインタが表示 されました。
テレビの映像出力も、Android 上で動いていることがよくわかります。
先ほどの APK インストール作業はリモコンだけでも操作できましたが、マウスやキーボードを接続すると、さらに色々な操作が楽に なりそうです。
Android バージョン画面を連打してみる

Android OS では、バージョン表示を連打するとゲームや隠し画面が表示されます。
J:COM LINK でも同じように、Android バージョンを連打してみました。

ゲームではありませんでしたが、専用の画面を表示することができました。
リモコンの決定ボタンなどでは反応しませんが、マウスを接続してクリックすると、きちんと画面の色が変わるなど、細かい動きも確認できました。
1ヶ月使用してみて
機器のレスポンスや操作感について質問をいただいたので、1ヶ月使ってみた感想 をまとめます。
全体の感想
Amazon プライム・ビデオや Netflix で動画を見る機会が多いので、J:COM LINK に変更して良かった と感じています。
STB に Android を搭載しており、J:COM が用意していないアプリでも、Play ストアにあるものは自分で追加できるのが大きなメリットです。
動作の速さ
1ヶ月使ってみた印象としては、
- 「ものすごく速い」というわけではない
- かといって「もっさりしていてストレス」というほどでもない
という感じで、実用レベルで十分 だと思います。
旧 Smart J:COM Box と比べると、XA402 の方が全体的にサクサク動く 印象があります。特に YouTube アプリのレスポンスには満足していて、操作感・再生ともに快適です。
ファンの音と発熱
番組視聴中は、本体が 体温以上(体感 36.5度以上) に温かくなります。背面には小型ファンが搭載されていますが、動作音は非常に静かで、視聴中に気になることはほとんどありません。
番組表の表示時間

1時間番組を視聴し、番組表ボタンを押してみたところ、約3秒程度で番組表が表示 されました。
ここも実用上まったく問題ないレベルです。
Googleアシスタント

リモコンにはマイクが搭載されており、Google アシスタントボタン を押しながら「スペースシャワーTVにして」と話しかけると、自動でスペースシャワーTV にチャンネルを変更 してくれます。この機能は思った以上に便利です。
Google アカウントに IoT 機器を登録していれば、
- 「エアコンつけて」
- 「間接照明つけて」
といった音声操作も可能です。
テレビの電源を入れていない状態でも Google アシスタントボタンは使えますが、その場合はテレビのスピーカーから音は出ません。
ヘルプが充実

リモコンの ヘルプボタン を押すと、機器の操作方法を動画でわかりやすく解説してくれます。
動画を選択すると YouTube アプリが起動し、解説動画が再生される仕組みです。
マニュアルを読むのが苦手な人でも、動画でパッと理解できるのはありがたいポイントです。
ホーム・アプリ一覧画面


リモコンの ホームボタン を押すと、ホーム画面が表示されます。また、アプリ一覧ボタン ではインストール済みアプリの一覧画面が表示されます。
リモコンには Netflix や YouTube などへのショートカットボタンが多数あるため、正直なところ ホーム画面・アプリ一覧画面を開く機会はあまり多くありません。
電源投入時にホーム画面を表示するかどうかは、設定で変更できます。
アップデートも充実

Androidバージョン9→11のアップデートや、EPG(番組表表示)の不具合などに対応するアップデートが随時行われているようです。長く・安心して利用可能なSTBというイメージを受けています。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
個人的には、Chromecast with Google TV を持っていながら、J:COM LINK が来てからは出番がほとんどなくなってしまった くらいに XA402 活用しています。
今後もアップデートや気づいた点があれば、この記事を更新していく予定です。


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