入居者無料のJ:COMネット回線、実際の速度は?実測データで速度を徹底検証

商品紹介

J:COM は、ネット回線やテレビ視聴のサービスを特別価格または無料で利用できる 「J:COM In My Room」 を提供しています。特に基本使用料無料の物件では、大家さんと J:COM が契約を結び、工事費用・使用料を大家さんが負担しています。

しかし、無料や特別料金といっても 実際の速度や品質が気になるところ です。
そこで今回は、J:COM の 320Mbps 回線(上り 10Mbps)を 24日間・1時間ごとに測定 し、その実力を検証します!

J:COM In My Roomとは


J:COM In My Room は集合住宅向けの特別プランで、物件が J:COM と提携している場合、入居者が安価または無料でサービスを利用できます。

無料プランの特徴は以下の通りです。

  • 物件オーナーが工事費・使用料を負担
  • 入居者は申し込みのみで利用可能
  • ネット回線やテレビ視聴サービスが含まれる

「なぜ無料なのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。このプランは、J:COM・物件オーナー・入居者の三者すべてにメリットがあるビジネスモデルとなっています。

まず J:COM にとっては、契約者数の増加とサービス提供に伴う収益が期待できます。
物件オーナーにとっては、「インターネット無料物件」という付加価値によって物件の魅力が高まり、入居率の向上や退去率の低下につながります。
そして入居者は、通常よりも安価にインターネットサービスを利用できるという恩恵を受けられます。

このように、J:COM・オーナー・入居者の三者全員にメリットがある、まさに win-win-win の仕組みとなっています。

無料ネットのデメリット

J:COM の In My Room 回線には多くのメリットがありますが、一方で注意しておきたいポイントもあります。

上り(アップロード)が遅い

JCOMはCATVの回線を使用してネットを行う関係上、上り(アップロード)のスピードが遅い制約があります。動画視聴やネットサーフィンなど、主にデータダウンロードが中心の使い方であれば困ることはほぼありません。

しかし、動画投稿や大量の写真アップロードを頻繁に行うユーザーには遅く感じる場面があります

2025年現在の仕様は以下の通りです。

「1Gコース」下り1Gbps・上り100Mbps
「320Mコース」下り320Mbps・上り10Mbps
「120Mコース」下り120Mbps・上り10Mbps
「100Mコース」下り100Mbps・上り10Mbps。

このように、基本的に320Mコース以下の上りは10Mbpsが上限となります。
利用環境や接続機器により速度は変動するベストエフォート方式である点にも注意が必要です。


有料サービスをセールスされる可能性がある

もうひとつの注意点として、無料の100Mbps回線を希望していても、有料の320Mbps回線への契約をすすめられるケースがあります。

実際に、100Mbpsプランを申し込もうとした際に、「100Mbpsは遅すぎてまともに使えないですよ」と案内され、有料プランをすすめられたというお話をお聞きしました。

実際のところ、100Mbpsでも通常の動画視聴やネット閲覧で困ることはほぼありません。実際に無料回線を使用してから、プラン変更を検討するのも良いかもしれません。

速度測定

ここからはJCOMの320Mbps無料回線の速度測定を行います。

環境

  • 使用機器:
    • マザーボード:PRIME Z270-A
    • OS:Windows 10
    • ルーター:HUMAX HG100R-02JG
    • 接続方法:有線LAN
  • 測定条件:
    • J:COM LINKやスマートフォンなど他の機器も接続
    • ネット回線の使用状況によっては速度が変動
  • 測定方法:
    • Windows上でWSL2を使用
    • Speedtest CLIcrontabで1時間ごとに自動計測
    • 毎時11分に計測
    • 測定サーバー:「Allied Telesis Capital Corporation – Sagamihara」
  • 測定期間:
    • 2022年10月23日~2022年11月15日(24日間)
    • データ数:518回

速度測定は、JCOM LINK やスマートフォンなどの端末を接続した状態で実施されます。そのため、ネットワークの使用状況によって、測定結果が実際の速度より低く表示される可能性がございます。

本物件はJCOM日野・八王子エリアに所在しており、1Gbps(上り100Mbps)対応の回線設備が導入されています。測定の契約プランは320Mbps(上り10Mbps)となっております。

測定結果

測定結果のグラフになります。

JCOM320Mbps コース速度測定結果
最小値最大値
ダウンロード140.7 Mbps237.9 Mbps
アップロード5.83 Mbps10.1 Mbps
最小値と最大値

おまけ

Ping値の平均
24.98 ms
Ping値の平均

結果から

下り(ダウンロード)

ゴールデンタイム(19~22時)でも大きな速度低下はほとんど見られず、安定した通信が可能です。

JCOMのインターネット回線は、同軸ケーブルを各居室まで個別に引き込み、専用ルータを設置する方式を採用しています。これにより、無料インターネット物件に多く見られる共有LAN方式とは異なり、極端な速度低下を回避できます。

動画視聴の具体例として、YouTubeの4K画質コンテンツは30Mbps程度あれば十分に快適な視聴が可能です。そのため、本回線は日常的なインターネット利用には十分な性能を備えていると言えるでしょう。

筆者自身も2年間このサービスを利用していますが、特に問題もなく快適に使用できています。

上り(アップロード)

速度測定の結果、ほとんどの時間帯で上り速度は契約最大値である10Mbps前後を維持しています。全518回の測定のうち、9Mbpsを下回ったケースはわずか2回のみでした。

本サービスは同軸ケーブルを利用するHFC方式の特性上、上り帯域に制約があります。下りに比べるとアップロード速度が大幅に低い契約内容となっている点は理解しておく必要があります。

YouTubeへの動画アップロードなど、大容量データを頻繁に送信する用途では、この上り速度の制限が支障になる可能性があります。

Ping値

本回線のPing値(応答時間)は平均24msで、一般的な水準と比較するとやや高めです。参考として、オンラインゲームでは50msを超えるとラグが体感しやすいとされています。

この比較的高いPing値は、同軸ケーブル方式の特性が影響しています。光ファイバーから同軸回線への変換が必要となるため、その分遅延が発生する仕組みです。

そのため、FPS(First Person Shooter)など、応答性が重要となるオンラインゲームをメインでプレイする方は、より低遅延な光回線の導入を検討すると良いでしょう。

どのような人におすすめか?

JCOMの「In My Room 320Mbps」契約は、YouTubeやNetflixなどの動画視聴、ウェブ閲覧が中心の方、またLINEやX(旧Twitter)などのSNSを日常的に利用する方におすすめです。

加えて、インターネット料金を抑えたい方にとっても、コスト面でメリットのある契約内容となっています。

以上、JCOM 320Mbps契約の速度測定結果と使用感についてまとめました。

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